さんふらわあ むらさきに乗る

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かれこれ30年近く関西地方に在住なのですが、そもそも実家は大分の別府の近く。
大分帰省時は、”関西汽船 さんふらわあ“にお世話になっています。
で、2023年1月13日から就航開始となった新造船”さんふらわあ むらさき”に、就航早々に乗ることがあったので、画像をアップしていこうと思います。

国道10号線沿いローソン別府観光港店から、徒歩で東へ3分くらいの場所です。

以前は、この場所から少し南にある建物から乗船していました。
2023年9月5日現在googleで”さんふらわあ のりば”で検索しても、そちらが表示されていますので、お気をつけてください。


なお、大阪からの乗船は、今までどうりアジア太平洋トレードセンター(ATC)

間違っても、”大阪南港フェリーターミナル”や”関西汽船弁天ふ頭のりば跡地”には行かないよう気をつけて。

今回バイクにて帰省するので、車両甲板からの乗船。以前と比べ、非常に明るいです。
結構、色んな船には乗ってますが、ここまで明るい車両甲板は初めて。
床面も凸凹なくフラット面が多いので、歩きやすいし、キャリーカートも運びやすいですね。
エレベーターも中心部とサイドに合計2基あるのも、良いです。
就航早々なので、まだ車両甲板特有の排ガス臭もないです。

車両甲板からエレベーターで6階に上がると、眼の前に広がるアトリウム。
8階まで吹き抜けで、照明も相まって、まあ綺麗の一言。
定時になると、画像の階段横で、演奏会なども開催されてます。

8階から見下ろした画像。7階・8階にも、ゆったりソファー。

定時になるとアトリウム天井には、プラネタリウムを表示。
粋な演出は、子供さんも喜びますね。

皆さん、階段をベンチ代わりにして座って、見上げてました。
この他にも、別府観光動画とかも流れていました。

アトリウム周りには、ゆったり座れるソファーやタッチパネル式の案内表示も。

今までは真四角だった窓も、まん丸く。そして真ん中に座れるよう、クッションも。
憎い演出。

アトリウム裏手には、子供が遊べるスペース。頑張れ!ロディちゃん!

売店もおしゃれになりました。
お菓子やアイスクリームはもとより、お土産も売ってます。以前のような雑誌は少なくなったかな?

結構、船内で購入する場合、割高な船が多いんですが、リーズナブルなお値段。
乗船前にコンビニで購入しなくても良いのは、助かりますね。

さんふらわあ むらさきは、今まであった2等寝台(いやゆる雑魚寝部屋)が廃止され、完全個室部屋となっています。今回は、料金的に一番安い”プライベートベッド”での帰省。
アトリウムから廊下には、各部屋の入口前にコインロッカーや、自転車やベビーカーを置けるスペースが常設されています。
コインロッカーは使用時に100円入れますが、使用後に返却される仕様。
奥行きもあり、キャリーカートが丸々入るくらい大容量のスペース。
また、私みたいに一人で乗船する方は、入浴時の貴重品など一時保管する場所として重宝します。
また、自転車(輪行バッグ必須)やベビーカーも置けるスペースが部屋入口前にあるのは、小さいお子さんがいる家族の方は、重宝しますね。

その他にも、船内には”冷蔵ロッカー”も設置されており、要冷蔵のお土産も躊躇することなく、観光先で購入できますね。
この辺りは、お客様のユーザビリティを考えた、さすがの関西汽船さんって感じです。

日差しを取り入れて明るく広々とした、ペットルーム。
船外デッキからも、見ることができます。

ちょっとしたスーパー銭湯と思うくらい綺麗な、7階のお風呂。
洗い場も間仕切りされていて、以前のような隣の人のシャワーがかかることも無くなりました。笑
波が荒い日は、浴槽に浸かると左右に揺れる体験できますので、子供さんも喜ぶと思いますよ。
脱衣場もとても綺麗で清潔感が溢れていました。
又、お風呂は入浴時間が決められていますが、シャワールームは24時間利用できますので、ご安心を。
できれば、むらさきの前々船にあった”サウナ室”があったら良かった。←古参のさんふらわあ乗りじゃないと知らないだろうけど。

就航開始から日が経っていないこともありますが、トイレも綺麗です。
以前より、様式トイレの数も多くなっており、乗船・降船時の混雑時でも待たされることが少なくなりました。

写真撮っていませんが、部屋に入る際、ドアのQRコード認識装置に乗船券記載のバーコード(ネット購入した場合は、メールに添付されてきます)を認識させて入室します。
外室する場合は持参していないと入れなくなって、受付に行かないといけないので気をつけてくださいね。

今船の”さんふらわあ むらさき”からは、2等寝台(雑魚寝部屋)になり完全個室制となりました。
今回は、一番安い”プライベートベッド”を選択。
まず、びっくりしたのが各個室にテレビが常設!!
地上波放送は勿論、映画チャンネル(2〜3作品のローテション放送)、船外カメラなどもあって、暇を潰せます。
あと、内装も綺麗で綺麗ですねぇ。リモコン置きや、カップホルダーも明るい色調の木製。
AC100V 0.5Aコンセント、DCSV 2.4A USBコンセントも。これは有り難い仕様。

ちなみに、タオルと歯ブラシとイヤホンは持ち帰りオッケーです。よっ太っ腹、関西汽船。

勿論、お金さえあれば、もっと快適なお部屋も利用できます。
ううううっ、お金さえあれば…笑

船内レストランはビッフェスタイル。美味しい!
新鮮な、魚・肉類はもとより、アイスクリーム・飲み物も豊富でした。

ということで、”さんふらわあ むらさき”をさっと紹介しました。
完全個室制になったので、料金UP(特に2等寝台の弾丸フェリー1万円がなくなった)になったのは残念ですが、これだけ綺麗になって使い勝手も良ければ、納得の一言。

大阪方面から大分・宮崎方面への移動って、意外と大変なんですよ。
どうしても北九州で乗り換えがあって、高速移動できる新幹線が走ってないので、時間がかかってしまうんですよね。大分空港も国東半島にありますが、大分市内まで時間がかかるし。
ですので、”乗ってしまって寝るだけで、大分に着いてる。しかも風呂も入れる、飯食えるし”という点からいくと、”関西汽船 さんふらわあ”は十分価値がある移動手段と思います。

最後にもう一つ。
これからバイクで九州一周ツーリングを考えている方に提案の一つとして、激安(ネット早割で更に)の名門大洋フェリーを組み合わせると、比較的にリーズナブルな移動ができると思いますよ。
名門大洋フェリー”は、”さんふらわあ むらさき”までとはいきません(というか、さんふらわあ むらさきが異常に豪華仕様)が、船内もとても綺麗の割に料金が激安すぎるので、九州上陸は”名門大洋フェリー”、帰阪は”関西汽船 さんふらわあ むらさき”で旅の疲れを癒やすのもアリだと思います。

瀬戸内海の内海を航行するので、日本海や太平洋を航行するのに比べて、比較的”揺れ”は少ない方ですし、前述したとうり”夕方の乗って、朝起きれば別府に到着”なので、疲労度が違います。
ぜひ、別府に観光するときは、交通手段の一つとして検討しても良いと思いますよ。

コメント

  1. 勝田菜穂子 より:

    詳しい紹介と写真でわかりやすいよ。六アイからもサンフラワーが出ているので、死ぬまでに一℃は乗って、大分にいあってみたいと思っています。とても参考になりました。ありがとう

  2. けらさん けらさん より:

    コメントありがとうございます。さんふらわあは神戸→大分航行ルートもあるんですが、さんふらわあ むらさきが綺麗すぎて。笑
    やっぱり、別府温泉すぐですしねぇ。ぜひ。

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